頭髪治療の専門員が語る、女性の薄毛の傾向は?

女性の薄毛について、
詳しく説明している動画をご紹介します。


そうなんです。専門のドクターがその人の症状を診て、そして治療をして、お薬を処方して治していくという。そういう場所がこの東海地方にもありました。

本格的ですね。

そうなんですよ。ここしかない、という頭髪治療の専門院に、まずはおうかがいしてまいりました。

名古屋市中区にあります、AACクリニック名古屋です。こちらでは、1ヶ月でおよそ1300人の患者さんが訪れる、東海地方で唯一の頭髪治療専門病院なんです。副院長の平山先生に、女性の薄毛の傾向をうかがいました。

全体的に考えて、増えている傾向にあると思いますよね。だいたい、日本の女性の10人に1人ぐらいは、何らかの形で薄毛に悩んでいるって言いますから。日本全国から考えりゃ、だいたい600万人ぐらいの方が悩んでるということになります。20代ぐらいから、30代ぐらいの人が一番多いんじゃないでしょうかね。

こちらの病院では、新規の女性患者数が5年間でおよそ9倍に。年代別では、20代、30代が多く、意外にも若い世代に悩んでる人がたくさんいるんです。では、薄毛の原因はどこにあるんでしょうか。

一般的に言われてるのは、生活の乱れっていうことですよね。睡眠不足ってのがありますよね、食事の問題ってのもあるわけだし、仕事をしてるときはストレスとかの問題もありますよね。

偏った食生活や睡眠リズムの乱れに、ダイエット。また近年、女性の社会進出によるストレスの増加も原因のひとつとして考えられるようです。そしてもうひとつ、大きな原因が加齢によるもの。加齢によってホルモン分泌のバランスが変わることによって、薄毛の悩みが増えると言われているんです。

男性の薄毛のなり方っていうのは、だいたい生え際から来るか、てっぺんの方から来るんですね。だからそういう意味において、非常に分かりやすいんですね。ただ女性の場合っていうのは、全体的に間引かれるように来るんですね。だから非常に分かりづらい。「分け目が広くなる」って訴えられてくる患者さん、非常に多いですよね。

男性は生え際や頭頂部から脱毛する傾向に対して、女性は瀰漫性脱毛症といって、全体的に薄く、髪の分け目の頭皮が透けて見えるようになるのが特徴なんです。さらに女性特有は、このように髪をアップにしまして、長時間引っ張られることによって生え際が薄くなる牽引性脱毛症や、出産後にエストロゲンなどの女性ホルモンの分泌のバランスが変わったことによる分娩後脱毛症などがあります。では、薄毛はどういう仕組みで進行するんでしょうか。

抜け毛というのは、抜けてるわけではなくて、入れ換わるということです。

入れ換わる?

入れ換わる。だけど、前の毛より細くなってしまった人が薄くなってく。

髪の成長には周期があり、健康な髪は通常2年から6年のサイクルで、太く長く成長し、生え変わるんです。しかし薄毛の場合、1年もしないうちに退行期に入り、まだ成長していない細く短い毛が抜けて、生え変わってしまうんです。

本数が減ってるわけではないわけですか。

そうです。

太さが変わってる。

そうそう。だからそういう細い毛が増えてくれば増えてくるほど、薄くなってくわけじゃないですか。

髪の本数が減るわけではなく、細くなるから薄くなるんです。

近年では、10人に1人が悩んでいるとも言われる女性の薄毛。気になるものの、どこへ行けばいいのか分からない。男性のいる病院に行くのは恥ずかしいなど、いろいろな心配事があるもの。そこでそんな疑問を解消、頭髪専門病院での最新の治療法を紹介。

まずは受付です。クリニックの入口は左右で男女が分かれるようになってるんです。

井野口:近年、女性の患者様も増えてますので、男性の方ですね、お顔を合わせるのが恥ずかしいと言われる方も多いですから、待合室と分けてるんですね。

初めて病院に来た患者さんの診療項目は、おもに4つ。まずはカウンセリングから。

カウンセラー:今髪の毛、抜け毛多いですか?

何かね、よく抜けるんですよ。

続いては診察。頭髪専門の先生が頭部を触り、現在の症状を診てくださいます。

この辺がこう、ぺったんこになってきた感じなんですよね。年々。

そうそう、そういう感じですよね。やっぱり年齢とともにある程度の弾力はなくなってくることはあると。しょうがないですね。

ああ、これもう加齢として受け止めるしかないわけですね。

ある程度はそうでしょうね。

私の場合は、年を取ることによって多少ボリュームが減っているものの、まだ心配はないという程度だということでした。続いては検査です。血圧測定と採血をして、体の状態をチェックします。こういう検査が、それぞれに合った治療を見つけることにつながるんです。ここまでの初診料と検査で、最初にかかる費用は合わせて15,750円。ここで投薬などの治療の必要があるかを診断してくれます。さらに必要に応じて、オプション検査がありまして、ストレスによって産出されるステロイドホルモンの量を測定する「ストレスバロメーター検査」、毛髪に含まれるミネラル成分を分析し、不足している栄養素や有害金属の蓄積などを見る「髪のミネラル分析」などがあります。さあ検査の結果、いよいよ治療です。薄毛治療には、どんな薬が使われるんでしょう。

ミノキシジルというお薬があるんですが、これが一般的に使われていると思いますよね。

薄毛治療に使われるのは、ミノキシジルという外用薬。

ミノキシジルというのは、もともとが血圧下げる薬なんです。血圧を下げるということは、血流を改善する、血管広げるっていう作用があるということと、そのミノキシジル自体が、毛母細胞の分裂をですね、刺激してる。これが分かってきてるんです。

頭皮の血流を改善し、毛母細胞の分裂を活発にする効果があると言われる、ミノキシジル。これはドラッグストアなどで市販されている発毛剤などにも配合されていまして、市販のものにはミノキシジルはだいたい1%配合されているんですが、病院では2%から6%まで、一人一人の症状に応じて、濃度の違うものが処方されるんです。頭皮につける外用薬に加えて、内服薬やサプリメントなども処方されます。一人一人にアレンジされた組み合わせで治療が行われるわけです。

気になるのはですね、やはり治療にかかる費用と期間なんですけれども。

だいたい最初の3ヶ月間くらい、あんまり変化がないんですよね。で、4ヶ月目ぐらいから、何かが違うってのを感じる場合が多くって、5ヶ月、6ヶ月くらいから急速に増えてきます。ですからまあ、最低でも半年間ぐらいは続けられたほうがいいと思いますけどね。

薄毛の治療には保険が適用されませんので、月に1度の通院と投薬で、だいたいひと月3万円の費用が目安となっています。

8割から9割ぐらいの方は、何らかの形で改善が見られると思います。

そうですか。

はい。

改善できると。

思います。

発毛の効果が現れるまでには、半年から1年ぐらい。効果には個人差がありますが、適切な診断と地道な治療で、ここまで改善される例もあるんです。

いっぺん抜けてしまったものは二度と手に入らないと、あきらめてらっしゃる方いっぱいいると思うんですよね。

人には知られたくない、というのがあるから。

ええ。

その前に何とか手を打ちたいっていう、そういう世界でしょ。やっぱり髪の毛が薄くなるというのは。駄目だって言っても何も解決しないわけですから。そこ覚悟だけなんで、それよりもさっさと治療、相談なさっていただくのが一番いいと思いますけどね。